アクティブな生活をとおした"幸福を求める生き方" 〜ライフ・ウェルネスの構築を目指して〜
アクティブな生活をとおした“幸福を求める生き方"
〜ライフ・ウェルネスの構築を目指して〜
【第1部 ライフ・ウェルネス序論】
第1章 ライフ・ウェルネスと人生
1節 ライフ・ウェルネスとは—人生いかに生きるか—
1.生活習慣病時代における新しい健康観の台頭
2.ウェルネスの概念
3.ウェルネスの構成要素と測定
4.ライフ・ウェルネスとポジティブ心理学の関係
2節 ウェルビーイングとライフ・ウェルネス
1.ウェルビーイングの概念
2.ウェルビーイングとQOL
3.ウェルビーイング、QOLとライフ・ウェルネス
3節 幸福と人生
1.人間は社会的動物である
2.幸福と人生—アリストテレスの幸福論より—
第2章 現代社会と健康・体力
1節 現代生活と生活環境
1.文明化と虚弱化
2.身体活動と社会環境の変化
3.社会環境と身体活動・運動との関係
2節 現代社会における健康問題
1.ストレス社会の病理
2.生活習慣病と生活習慣
3.運動不足病
3節 現代社会における体力の問題
1.体力とは
2.体力の現状
3.体力と健康との関係
【第2部 ライフ・ウェルネスとアクティブな生活】
第3章 ライフ・ウェルネスと生活行動の改善
1節 ライフ・ウェルネスと健康教育
1.健康教育の意義とその役割
2.ヘルスプロモーション(health promotion)に基づく健康教育の展開
3.健康教育の新たな概念としてのライフ・ウェルネス教育
2節 行動を説明する行動変容理論
1.運動行動の理解
2.運動行動に用いられる理論・モデル
3節 生活行動の改善に向けた行動変容技法
1.社会的認知理論の行動変容技法
2.トランスセオレティカル・モデルの行動変容プロセス
第4章 ライフ・ウェルネスとアクティブな生活
1節 ライフステージと生活
1.ライフステージとは
2.各ライフステージにおける特徴と健康課題
3.ライフステージに応じたアクティブな健康づくりのあり方
2節 ライフステージにおける身体活動、運動・スポーツ
1.萌芽期(乳幼児期・少年期)
2.形成期・充実期(青年期・壮年期)
3.享受期(中年期・高齢期)
3節 アンチエイジングとアクティブな生活
1.アンチエイジングと健康
2.人生とアンチエイジング
3.アンチエイジングとトレーニング
第5章 ライフ・ウェルネスと身体活動・運動
1節 ライフ・ウェルネスを高める身体活動・運動
1.身体活動と運動の定義
2.身体活動・運動の有益性
3.身体活動・運動を行ううえでのポイント
2節 効果的な身体活動・運動の実践方法
1.高齢者向けの運動教室プログラム
2.運動教室参加者の身体的、心理的、社会的効果
3.身体活動・運動とアクティブライフ
3節 地域ウォーキング事業における継続化方略の実践事例
1.健康づくり推進事業とウォーキング
2.ウォーキング行動の実態
3.ウォーキング継続化における行動変容技法
4.ウォーキング継続化の方略の効果
5.地域住民を対象とする場合の介入の難しさと今後の対策
第6章 ライフ・ウェルネスと余暇活動
1節 わが国における余暇活動
1.余暇活動とは—余暇の意味と解釈から—
2.わが国における余暇活動の歴史的変遷
3.現代におけるわが国の余暇活動
2節 余暇活動と健康
1.余暇活動とライフスタイル
2.余暇活動の心理・社会的効果
3.運動・スポーツと余暇活動
3節 ライフ・ウェルネスと余暇活動
1.余暇論—余暇と遊び—
2.多様化する余暇活動とその意味
3.ライフ・ウェルネスに貢献する余暇活動
【第3部 ライフ・ウェルネスとスポーツ福祉】
第7章 ライフ・ウェルネスとスポーツ環境
1節 スポーツ活動と社会生活・文化の発展
1.スポーツ宣言とその社会的意義
2.健康都市づくりの推進
2節 みんなのスポーツと総合型地域スポーツ組織
1.スポーツ基本法とスポーツ「推進」政策
2.総合型地域スポーツクラブの役割
第8章 ライフ・ウェルネスとスポーツ行動
1節 「するスポーツ」とライフ・ウェルネス
1.多様なスポーツ用語
2.人の成長の原理
3.スポーツの心理社会的効果—経験か、体験か—
4.スポーツドラマティック体験とポジティブ徳性の関係
2節 観るスポーツとライフ・ウェルネス
1.わが国における観るスポーツの隆盛
2.観るスポーツの心理・社会的作用
3.文化としての観るスポーツ
3節 支えるスポーツとライフ・ウェルネス
1.スポーツボランティアとは
2.地域活性政策としての支えるスポーツ
3.支えるスポーツの影響と課題
第9章 ライフ・ウェルネスと社会福祉
1節 地域社会における社会福祉の理念と現状
1.社会福祉の理念と歴史
2.社会福祉の現状
3.ライフ・ウェルネスと福祉
2節 障害者スポーツとライフ・ウェルネス
1.障害者・児の抱える健康問題
2.健康と障害の理解
3.障害者・児の健康の促進に向けて
3節 健康行動としてのボランティア活動
1.健康行動とは
2.利他行動に伴う援助成果
3.新たな健康行動の可能性としてのボランティア活動
橋本公雄
昭和22(1947)年熊本県生まれ。熊本大学教育学部保健体育科卒業。九州大学名誉教授。熊本学園大学社会福祉学部教授、博士(学術)、専門は健康・スポーツ心理学
藤塚千秋
昭和53年(1978)年岡山県生まれ。川崎医療福祉大学大学院医療技術学研究科健康科学専攻修了。熊本学園大学社会福祉学部准教授、博士(健康科学)、専門は保健体育科教育学、健康教育学
府内勇希
昭和57年(1982)年熊本県生まれ。中京大学大学院体育学研究科修士課程修了。熊本学園大学社会福祉学部准教授、修士(体育学)。専門は運動生理学
発売日 |
2018年3月20日 |
体裁 |
単行本(ソフトカバー): 248ページ |
価格 |
2,000 円 +税 |
発行 |
ミライカナイ |
発売 |
ミライカナイ |
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