惜別球人 プロ野球 時代を彩った男たち
さらば現役。
2015年、大物選手の引退が相次いだーーー。
野球ファンを魅了した彼らの熱きラストメッセージ。
知られざる数々のエピソード独占告白。永久保存版。
プロ野球ファン 待望のノンフィクション。
第1章 山本昌(中日)
届かなかったあと1勝〜50歳の野球少年が見てきた光景〜
第2章 木佐貫洋(巨人ーオリックスー北海道日本ハム)
そして、日記は3冊目に。
第3章 東出輝裕(広島)
野球小僧に聞こえたある「福音」
第4章谷繁元信(横浜ー中日)
悔しさとともに積み上げた3021試合
第5章 関本賢太郎(阪神)
生涯タテジマを貫いた男の真実
第6章 谷佳知(オリックスー巨人ーオリックス)
現役最後まで失わなかった感覚
プロ野球界で、ひとつの大きな時代が終焉を告げた。
2015年秋、例年になく大物選手の引退が相次いだ。
その筆頭は、50歳まで現役を続けた山本昌(中日)。NPB史上最年長試合出場記録、最年長登板記録などの最年長記録を更新した球界のレジェンドだ。
プロ野球の世界に入ったのは、なんと1983年。この年、任天堂が初代ファミリーコンピュータを発売し、東京ディズニーランドが開園した。そう考えると、時代の移ろいを感じざるを得ない。
同じく投手では、勝利数2位の西口文也(西武)や、日米通算で100勝100セーブを達成している斎藤隆(楽天)、最優秀防御率のタイトルも獲得した高橋(DeNA)らもユニフォームを脱いだ。
打者として現役の安打数で上位3人を占めていた、小笠原道大と和田一浩そして谷繁元信(いずれも中日)が引退、さらに同6位の谷佳知(オリックス)も15年シーズン限りでユニフォームを脱いだ。
そして中嶋聡(北海道日本ハム)も引退。山本昌や谷繁らとともに、昭和時代にNPB加盟球団へ入団した現役選手は投手・野手ともにいなくなった。昭和が終わりを告げた。
松坂世代と称された1980年生まれのゴールデンエイジも、大きな過渡期を迎えている。松坂大輔の苦闘は既報の通り。木佐貫洋(北海道日本ハム)、東出輝裕(広島)、森本稀哲(西武)らが引退を決意した。
そして。
10月23日、電撃的な発表があった。
髙橋由伸(巨人)の現役引退と監督就任―——。
ひとつの時代の終わりは、新たな時代のはじまりを意味する。
今回の取材で谷佳知は言った。
「時代が終わった、ということは、僕らが指導者になる新しい時代でもあるんです」
そこに想いを馳せながら、6人の深淵なるアンソロジーを楽しんでいただきたい。
発売日 |
2015年12月5日 |
体裁 |
四六判変形 ソフトカバー 256ページ |
価格 |
本体1400円+税 |
発行 |
ミライカナイブックス |
発売 |
ミライカナイブックス |
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