室屋 義秀

1973年1月27日生まれ。
究極の3次元モータースポーツ・シリーズ「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」に初のアジア人パイロットとして2009年から参戦。
2014年シリーズ第2戦、2015年シリーズ第5戦、第7戦でそれぞれ3位に入賞。
国内ではエアロバティックス(曲技飛行)のエアショーパイロットとして全国を飛び回る中、全日本曲技飛行競技会の開催をサポートするなど、世界中から得たノウハウを生かして安全推進活動にも精力的に取り組み、スカイスポーツ振興のために地上と大空を結ぶ架け橋となるべく活動中。
また、地元福島の復興支援活動や子どもプロジェクトにも積極的に参画している。

春高バレー、イタリア、天皇杯、大学選手権、V・プレミアリーグなど
ワールドカップ2015以外にも、秘蔵写真130点を一挙オールカラーで掲載します。

NEXT4、全員に独占密着インタビューを敢行。
バレーボールへの強く熱い想いから、好きな音楽や食べ物などプライベートまで、石川、柳田、山内、高橋で合計4時間ものロングインタビューをQ&A形式で余すところなく掲載!

全日本の次世代のエースとして、ワールドカップ2015で大活躍した石川祐希。

プリンスの異名をとともに、世界を相手に華々しく実力を示した柳田将洋。

格上チーム相手に多くの経験を積んだ山内晶大に、ベンチから味わった悔しさをバネにする高橋健太郎。

それぞれ心身ともに成長を遂げたNEXT4。
いよいよ2016年、リオデジャネイロ五輪の出場権に向けた挑戦がはじまる。

このNEXT4コンプリートBOOKでは、そんな彼らの過去から現在へと成長した姿と、とことん語り尽くしてくれたスペシャルインタビューを完全収録。

日本男子バレーボール界の新たなるスターたちよ、世界の頂きを目指し、そして栄光をつかみとれ! !

【TBS『バース・デイ』『プロ野球戦力外通告』取材班からメッセージ】

夢を抱き、戦いに挑み、過酷な現実に直面した者たち。

私たちが幾多の挑戦者の姿を追い続けて10年が経ちます。

2005年にスタートしたドキュメンタリー番組『バース・デイ』。 その名の由来は、毎年巡ってくる誕生日のことではありません。
〝人生に刻まれた 忘れられない大切な一日〞
挑戦者たちにとって、そんな忘れられない一日を『バース・デイ』 と名付け、番組で取り上げる主人公が新しい自分に生まれ変わる瞬間を、私たちは描き続けてきました。
10年で放送した番組は500回を数えます。500の挑戦の数だけ、 500通りのドラマがありました。彼らが栄光と歓喜にたどり着くまでには、壮絶な挫折と苦難があったのです。
その節目、節目で、彼らは数多くの言葉をカメラの前で残してきました。挑戦者たちの名言は、取材をする私たちの心を、そして番組を見る人たちの心を、強く揺さぶり続けました。
この書籍は、500回の番組の中から100人の挑戦者たちを選び、 彼らの言葉とそこに至る経緯を記したものです。

私たちは、挑戦者たちの思考、経験、言葉から多くのことを学ぶことができます。学生、社会人問わず、一般社会で懸命に戦うすべての 挑戦者たちに、この書籍を捧げます。

プロ野球界で、ひとつの大きな時代が終焉を告げた。

2015年秋、例年になく大物選手の引退が相次いだ。

その筆頭は、50歳まで現役を続けた山本昌(中日)。NPB史上最年長試合出場記録、最年長登板記録などの最年長記録を更新した球界のレジェンドだ。

プロ野球の世界に入ったのは、なんと1983年。この年、任天堂が初代ファミリーコンピュータを発売し、東京ディズニーランドが開園した。そう考えると、時代の移ろいを感じざるを得ない。

同じく投手では、勝利数2位の西口文也(西武)や、日米通算で100勝100セーブを達成している斎藤隆(楽天)、最優秀防御率のタイトルも獲得した高橋(DeNA)らもユニフォームを脱いだ。

打者として現役の安打数で上位3人を占めていた、小笠原道大と和田一浩そして谷繁元信(いずれも中日)が引退、さらに同6位の谷佳知(オリックス)も15年シーズン限りでユニフォームを脱いだ。

そして中嶋聡(北海道日本ハム)も引退。山本昌や谷繁らとともに、昭和時代にNPB加盟球団へ入団した現役選手は投手・野手ともにいなくなった。昭和が終わりを告げた。

松坂世代と称された1980年生まれのゴールデンエイジも、大きな過渡期を迎えている。松坂大輔の苦闘は既報の通り。木佐貫洋(北海道日本ハム)、東出輝裕(広島)、森本稀哲(西武)らが引退を決意した。

そして。

10月23日、電撃的な発表があった。

髙橋由伸(巨人)の現役引退と監督就任―——。

ひとつの時代の終わりは、新たな時代のはじまりを意味する。

今回の取材で谷佳知は言った。

「時代が終わった、ということは、僕らが指導者になる新しい時代でもあるんです」

そこに想いを馳せながら、6人の深淵なるアンソロジーを楽しんでいただきたい。